養育費でもめないために。公正証書のリアルと作り方

家事、育児、仕事…と日常生活を忙しくこなしながらの離婚準備。
今振り返っても、目まぐるしい日々だった…

離婚初体験。市役所の市民課や子育て支援課に通い段取りを教えてもらいながら、一つ一つをやっつけていきました。

とにかく、自分と子どもが損をしないように。

その中で市役所の方や弁護士さん、離婚した先輩にもすすめられた「公正証書」。
人生で初めて聞いた単語。

よく分からないけれど、とりあえずみんな大事っていうから作っておこう、と思って動きました。

この記事では、公正証書ってそもそも何?というところから、実際に作って3年が経過した今の感想など、書いていきます。

公正証書ってなに?

公正証書とは、簡単に言うと「約束を法的にしっかり残すための書類」です。

主にこんな内容をまとめます。
・親権について
・養育費の金額、支払い方法、いつまで支払うかの期限
・面会交流の頻度
・慰謝料がある場合はその金額
・面会交流について
・年金分割について  ※あとで説明させてもらいます。
・財産分与について

離婚以外でもいろいろな場面で作るもののようですが、離婚の場合はこんな感じ。

公証役場というところで、公証人という専門家が主導になり、質問してくれながら作成をしてくれました。

ポイントは、ただの書面ではなく、法的な効力をもつ、ということです。

公正証書がないとどうなる?

もし公正証書を作らずにいると…

・養育費が途中で払われなくなった場合、対処する力が弱い。
・「そんな約束していない」と言われる。
・トラブルになってもすぐに対応できない。

実際、養育費の未払いはかなり多いを言われています。

口約束や簡単なメモだけだと、いざというときに自分を守るのが難しくなります。

公正証書があるメリット

公正証書を作っておくと、こんな安心があります。

・支払いが滞った場合、強制的に回収ができる。
・約束がはっきりしているので揉めにくい。
・精神的な不安が減る。

特に大きいのは、
「いざという時にちゃんと守られる」ことです。

公正証書の作り方

①まずは公証役場に連絡を取りました。まずは私一人で相談や内容の打ち合わせ。
 載せる内容や、夫婦で考えてきてほしいこと(養育費や、面会交流の頻度、財産分与など)の
 依頼がありました。
②夫と上記の最終話し合い。
③公証役場へ夫婦で出向き、公証人と最終確認をして作成。

意外とサクサク、簡単にできた印象です。

盲点だった「養育費の支払われる期限」

公証人の方と話すまで、まったく考えていなかった「養育費が支払われる期限」について。

目の前の「養育費はいくらか」の夫との交渉に気を取られ、期限は盲点でした…
助かりました。
公証人の方が教えてくれなければ、うやむやになるところだった。

公証人の方にいろいろなパターンを聞いたうえで、養育費は20歳までで、もしその時点で大学に在学するときには22歳まで、という文言を入れてもらいました。
どうか浪人はしないでおくれ…

あと、進学、病気等による特別の費用の負担については、別途協議する、という内容も入れてくれました。

このあたりの事は、夫と2人で話すと揉めそうだったので、公証人の方との最終確認の時に一緒に話して決めました。
夫は言われるがままだったと感じているかも。

年金分割とは?

最初の方に書かせてもらった「年金分割」について。
これまた私は人生で初めて聞いた単語(笑)

年金分割とは、「離婚をした際に、婚姻期間中に納めた厚生年金(および共済年金)の保険料納付記録を夫婦で分割できる制度」らしい。
将来受け取る年金そのものを半分に分けるわけではなく、保険料の納付記録を分割して、それぞれの年金額を再計算する仕組みのようです。


う~ん、よく分からない(笑)

とりあえず、私と夫の年金手帳をもって年金事務所に行きました。(夫には内緒)

実際はどうなのか。私は得をするのかしないのか。

調べてもらった結果、夫は私より年下ということもあり、私の方が現時点で多くの厚生年金を納めていたとのことで、年金分割をすると私の方が年金を分割しないといけなくなる、とのこと。大きくは変わらないが、しなくていいと思う、と言われました。

相手の稼ぎが多い人や、専業主フの方、婚姻歴が長い方は年金分割を検討しているみたい。

というわけで、私はやらないことにしました。

年金事務所でとても丁寧に教えてくれました。

公正証書 費用はどのくらい?

内容によると思うのですが、私の場合は2万5千円ほどだったと思います。

ちょっと高いと感じましたが、後のトラブルを防げると考えると、個人的には価値のある出費だと思います。

まとめ

自分たちで決めるよりも、第三者の専門家が入ってくれることで、内容があいまいにならず、しっかり整理できた印象でした。

もしあの時、何も残していなかったら、後から「言った・言わない」でトラブルになる可能性もあったと思うし、不安な気持ちを抱えたままだったかも。

幸い、今のところは何とか、細々養育費の支払いが続いている(1回未払いもありましたが、そこは目をつぶってる)ので、まだ公正証書を活用はしていませんが、いざとなれば職場への強制執行もできるそうなので、なんとも頼もしく、安心感があります。

当時はやることが多くて余裕がなく、正直よく分からないまま進めた部分もありましたが、そんな中でも作っておいて本当に良かった、と思います。

これから離婚を考えている方、特に養育費の取り決めがある方はぜひご検討いただきたいです。
迷うことがあったら、弁護士の無料相談もおすすめです。

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